中国整体とは

●中国では、整体術は推拿(トゥイナー)と呼ばれており、二千年前に書かれた中医学の経典である「黄帝内経」の中に、この療法が論述されており、大変に長い歴史を持っております。


●中国整体術は薬や機械を使わずに、局部の異常を「手の技」のみ中国医学の常用的且つ伝統的療法の一つであります。
整体術は、人間が本来備えている自然治癒力を高めるとともに、生体バランスの崩れを整え、人体を健康状態に戻します。
手法は手掌及び体全体を利用し、人体の面・線・点を軽重・緩急・各種の異なった手法を用いて、病気の必要に応じて施術を行います。


●患者の異常個所である骨格や筋群に対して機械的刺激を与え、内分泌や血液循環を良くし、神経機能を正常化させて、病状を和らげるという方法です。
決して無理な姿勢による施術や特に痛みを伴うような手法ではありません。整体の基本は タッチ、つまり触ることです。タッチは“癒し”の基本であり、“癒し”とは“いのち”の“エネルギー”を高めることです。


●最近では西洋医学でも、健康を保ち病気を予防する上での癒しの真の力(自然治癒力)は、患者自身に備わっているという前提に立っている東洋医学への関心が高まりつつあり、東洋の伝統的施術へのアプローチが臨床医学の中に取り入れられています。 即ち、わが国でも、最近医療現場で統合医療が取り入れられています。
これは更年期障害や術後等の不定愁訴になかなか対応できない等、西洋医学だけでは治らない病気や症状に対して、西洋医学をベースに東洋医学を組み合わせて相乗効果を狙う医療です。